2010年3月15日月曜日

ミュージアムショップ発のフリーペーパー



牛乳を飲む少女と彼女をうらやましげに見上げる猫というおなじみの絵柄が表紙に入った、かわいらしいフリーペーパーを発見。これは、名古屋市美術館ミュージアムショップのスタッフが制作する“nagoms”(ナゴムス)。「名古屋市美術館ミュージアムショップのことをもっと知ってもらいたい!」と、昨年の夏から準備を始め、10月に第1号を発行。写真は第2号で、今年1月に発行された。

「ミュージアムショップ発、美術館をもっと楽しむためのフリーペーパー」がコンセプト。売れ筋ミュージアムグッズの紹介のほか、書籍担当スタッフによる書評「スタッフ近藤のアート読書探訪」、お気に入りの名画を紹介する「わたしが選ぶこの一枚」、スタッフ全員が記憶をたよりに名作を描く「記憶スケッチミュージアム」などの連載記事も。第2号からは、あいちトリエンナーレ2010を紹介する新連載「たのしくなーれ♪トリエンナーレ」も始まった。

「美術好きの方にはもちろん美術館に関心がない方にも、ショップを切り口に美術館をもっと身近に感じてもらえるよう、親しみやすい内容や構成を心がけていきたい」とスタッフの岡地史さんが語るとおり、易しい言葉でわかりやすく書かれているのが特徴。ちなみに“nagoms”という名称は、名古屋市美術館(nago)Museum Shop(ms)からきているそう。年に4回の発行で、次号は4月の予定だ。

 名古屋市美術館を訪れた際には、ミュージアムショップをのぞいて“nagoms”をぜひ手に取ってみて。美術館やアートがさらに楽しくなるかも。

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