2011年3月14日月曜日

アートホリック5周年イベントを袋井市で開催!


2005年12月から始めたアートホリックも、早いもので昨年12月15日更新のvol.21をもって丸5年。なにか記念イベントができないかと考えていたところ、編集メンバーから「静岡の人にもアートホリックを広く知ってほしい」と提案があり、静岡県袋井市に12月3日~25日の期間限定でオープンした「どまんなかセンター」で、5周年イベントを開催した。

「どまんなかセンター」をプロデュースするのは、中崎透、野田智子、山城大督からなるアーティストユニット、Nadagata Instant Party。彼らがプロデュースによる写真展が市内にある月見の里学遊館の全館を使用して開催されることになり、それに伴いできなくなる貸し館業務を遂行するための別館として設置されたのが、この「どまなかセンター」とのことだったが、それは彼らの口実に過ぎなかった。月見の里での写真展開催、そして「どまんなかセンター」設置というストーリーと「どまんなかセンター」という枠組みをつくり、そこで起こりうる出来事をしかけ、人々を巻き込むことが彼らのプロジェクトなのだ。

そんなこととも知らずにのこのこと袋井に乗り込んだアートホリックも、まんまとここで起こる出来事の登場人物となり、Nadagata Instant Partyと月見の里学遊館の戸舘さんを交えてのクロージングトーク「袋井でアートを育てるコツ」で、彼らのプロジェクトの本質を伝えるという役目を担わせてもらった。

これまでのアートホリックの記事をファイルとパソコンの画面で紹介し、トピックスやブックレビューで紹介したCDや書籍を展示した5周年イベントにより、どれだけ静岡にアートホリックが浸透したかは疑問ではあるが、始めた時からの「作家や作品と見る人をつなぐ」という目的は全うできたのではないだろうか。

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