2012年12月16日日曜日

アーツ・チャレンジ2013がまもなく開催



 アーツ・チャレンジ2013が、2013122日~23日に愛知芸術文化センター内各所で開催される。これは2007年に「新進アーティスト発見inあいち」としてスタートした展覧会で、若手作家に発表する機会を提供することにより、活動を支援しようとするものだ。愛知芸術文化センター内のアートスペースや、地下通路、展望回廊といったパブリックスペースなどを展示場所として、39歳以下の若手作家から美術作品の企画を募集し、選考により採用された企画が、同事業キュレーター、加藤義夫のコーディネートにより展示される。

 今回は108企画のなかから浅井雅弘、柏井裕香子、木村充伯、菅沼朋香、タン・ルイなど地元の芸術大学出身の作家や、あいちトリエンナーレ2010で長者町企画コンペに採用された戸井田雄など10企画が選ばれた。加藤義夫がナビゲートする見学ツアーもあるので、ぜひ足を運んでみたい。

アーツ・チャレンジ2013
会期/2013122日(火)~23日(日)
10:0018:00、金曜日は~20:00、最終日は~16:00128日(月)は休館日
会場/愛知芸術文化センター各所
参加作家/浅井雅弘、伊奈章之、柏井裕香子、木村充伯、菅沼朋香、鈴木紗也香、タン・ルイ、戸井田雄、Hyslom/ヒスロム、村瀬都思 

作品見学ツアー 
日時/122日(火)14:00~、126日(土)15:00
参加無料、申込不要、愛知芸術文化センター10 愛知県美術館チケット売り場横に集合 

詳しくは→http://aichi-art.com/arts-challenge/ac_gaiyo.html

2012年9月15日土曜日

後期トリエンナーレスクールが開幕



トリエンナーレスクールの後期プログラムが10月からスタートする。
トリエンナーレスクールとは、あいちトリエンナーレ2013に向けて現代アートを学ぶレクチャーシリーズ。前期には、地域に果たすアートの役割や海外の国際展の状況、世界のマーケットにおける日本の現代アートについて、アーティストやキュレーター、ギャラリストなどを迎えて語ってもらった。
後期プログラムには、あいちトリエンナーレ2013キュレーターのルイス・ビッグスや参加作家の青木純、青木野枝、やなぎみわも登場。キュレーターや参加作家から直接話を聞くことで、あいちトリエンナーレ2013がますます待ち遠しくなりそうだ。


「ビエンナーレがリヴァプール市へ与えたインパクト」
日時:2012106日(土)14:0015:30
会場:愛知芸術文化センター12 階アートスペースA
ゲスト:ルイス・ビッグス(リヴァプール・ビエンナーレ元芸術監督あいちトリエンナーレ2013 キュレーター)

「原っぱと鉄の浮遊する粒子」
日時:2012 119日(金)18:0019:30
会場:名古屋市美術館2階講堂
ゲスト:青木野枝(彫刻家/あいちトリエンナーレ2013 出品作家)
青木淳(建築家/あいちトリエンナーレ2013 出品作家)

「現代アートがムラとシマを変えた-越後妻有アートトリエンナーレと瀬戸内国際芸術祭の試み」
日時:2012121日(土)14:0015:30
会場:岡崎市図書館交流プラザ3 階会議室301303
ゲスト:北川フラム(アートディレクターアートフロントギャラリー代表)

「アーティストの制作環境を考える-ロンドンの非営利団体ACMEアクメ」
日時:201212 8日(土)14:0015:30
会場:愛知芸術文化センター12 階アートスペースE・F
ゲスト:ジョナサン・ハーヴェイ(キュレーターアクメスタジオCEO)

「美術と演劇のアヴァンギャルド」
日時:2013 119日(土)14:0015:30
会場:愛知芸術文化センター12 階アートスペースA
ゲスト:やなぎみわ(美術作家あいちトリエンナーレ2013 出品作家)

「マダム・バタフライの家」
日時:201322日(土)14:0015:30
会場:愛知芸術文化センター12 階アートスペースA
ゲスト:田尾下哲(演出家)

2012年6月14日木曜日

キワマリ荘がリニューアルオープン

キワマリ荘 gallery and more クリエーターズSHOP
  犬山のアートスポット、キワマリ荘が「キワマリ荘 gallery and more」として、53日にリニューアルオープンした。
 1996年に作家の有馬かおるさんが、自身が住む古いアパートにアートドラッグセンターを立ち上げ、アートドラッグセンターの移転後も、展示スペースやショップとして、若手アーティストやクリエイターの活動を支えてきたキワマリ荘。今年で16年目を迎え、地域の人々からも「隠れが的なおもしろい場所」として認知されつつある。
 今回のリニューアルにより、『痕跡本のすすめ』で話題の古沢和宏さんが店主を務める古書 五っ葉文庫と、写真家うしだよしゆきさんの個人ギャラリーのNAGOYA CARGOに、松山マリナさんの個人ギャラリーのアトリエ純真、公開書斎の与太庵 ポプラムネが加わった。また、多目的に使える展示スペース、キワマリギャラリーABや、アーティストの作品を販売するクリエーターズSHOPも。キワマリサロンでは、キワマリ荘で活動する人とゆっくり話ができたり、アートファン同士の交流が楽しめる。
 発表する作家の多くは若手なので、ここでしか見られないような実験的な試みに立ち会えることも。リニューアルした「キワマリ荘 gallery and more」にますます注目が集まりそうだ。

展覧会スケジュール
201261日(金)~24日(日)
キワマリギャラリーB/よしおかぶるげ個展「ぐにゃくんがきたよ!!
キワマリギャラリーA/古沢和宏個展「キワマリどもが夢の跡展」

キワマリ荘 gallery and more
金・土・日曜日、11:0019:00のみオープン
愛知県犬山市犬山薬師町11-4
 090-4195-2851(古沢)
「イベントをしたい」「ギャラリーで展示したい」「作品を委託販売したい」という方は
電話、メールにてお問い合わせください。

2012年3月16日金曜日

大須に新スタイルの上映スペースがオープン!

201241日に、名古屋市中区大須に「シアターカフェ」がオープンする。シアターカフェというと、映画館や劇場に併設されたカフェを思い浮かべがちだが、ここはお茶を飲みながら映像作品が楽しめるカフェ。
代表を務めるのは、「あいち国際女性映画祭」やミニシアターのスタッフをしてきた江尻真奈美さん。ディレクターは、アートアニメーションの自主上映会「アニメーションテープス」の企画運営を続けてきた林緑子さんで、ふたりで運営にあたる。
江尻さんと林さんがこのような上映スペースを立ち上げたのは、上映時間と料金設定の問題などから、一般的な映画館では、良質な短編映画でもなかなか上映できない場合が少なくない現状を残念に思っていたからだという。「カフェならばお茶を飲みながら気軽に楽しめるし、見終わった後に来場者同士が感想を語り合ったりでき、映画をとおしたコミュニティづくりが可能なのではと」。今後は、一般的な映画館では扱われることが少ない、ショートフィルムやアートアニメーションを中心に上映していくのと同時に、映像や音楽に関係するワークショップやイベント、こども教室なども開催していく。
オープニングの壁面展示は、昭和2030年代に名古屋タイムズ紙面を飾った大須の懐かしい写真を集めた「大須レトロ 映画館編」。作品上映は414日からで、初日には前田弘二監督、宇野祥平主演による「鵜野」(2005年/26分)「ラーメン」(2006年/10分)、421日~27日には、日本映画界を担うであろう若手監督たちによる短編(1作品15分)NO NAME FILMSをまとめて上映する。
大正時代には、14館もの映画館があったという大須。新スタイルの上映スペース、シアターカフェの登場で、大須に新たな映画文化が生まれそうだ。

シアターカフェ
460-0011 名古屋市中区大須2-32-24マエノビル2F
13:00-21:00、月・火曜日休業
41日(日)よりオープン、上映は414日(土)から

上映スケジュール
前田弘二監督×宇野祥平!!
414日(土)14:0015:3017:0018:3020:00
1000円(1ドリンク付)

NO NAME FILMS
421日(土)・22日(日)14:3016:3018:30
425日(水)~27日(金)18:0020:00
1プログラム1500円、1日に2プログラム2500

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