2010年12月16日木曜日

本郷の新アートスポット、GALLERY GOHON


名古屋市名東区社が丘に、新たなアートスポットがオープン。地下鉄東山線本郷駅から南へ徒歩5分のギャラリーIDFに隣接するGALLERY GOHONだ。

ここは2010年11月にできたばかりのアーティストランの展示スペースで、金原研二、佐藤正敏、鈴木雅明、鈴木里菜、諏訪俊童、高橋遥、田口美穂、茶谷麻里、永田浩子、服部敦、山内亮典、吉田葵の12名の若手作家により運営されている。もとは飲食店だった建物をメンバーで一から改装し、ホワイトキューブをつくり上げた。運営メンバーには商業ギャラリーで発表している作家もいるが、自由で実験的な作品を発表できる場として参加しているようだ。オープニング展と高橋遥個展が終わり、次回展示は金原研二展「ゲームオーバー」が2011年1月7日(金)~16日(日)に開催予定。今後はメンバーの個展ばかりでなく、外部作家を招いてのグループ展なども行っていくという。

新スポットが加わり、ますますギャラリーが充実してきた本郷エリア。
ギャラリーIDF、L Gallery F-1、ギャラリー芽楽、ギャラリーMなどとも併せて、巡ってみてはいかがだろうか。


■GALLERY GOHON
会期中の金・土・日、11:00~18:00のみ開廊
住所/名古屋市名東区社が丘1-108
TEL/080-4226-0856
E-mail/info@gallerygohon.jp
WEB/http://gallerygohon.jp

2010年9月16日木曜日

ファン・デ・ナゴヤ美術展、応募締切迫る!


 名古屋市文化振興事業団が、2012年1月11日~22日に名古屋市民ギャラリー矢田で開催予定の「ファン・デ・ナゴヤ美術展2012」の企画を募集している。
ファン・デ・ナゴヤ美術展は、名古屋市市民文化振興事業積立基金を活用して行われる、企画コンペティションによる展覧会で、 1998年から行われている。若手の企画者の育成を目的としているため、応募資格は2011年12月末現在で40歳以下の人となっている。審査で選ばれた企画には、使用する展示室1室につき10万円程度が助成される。
ちなみに次回は、小栗沙弥子さんによる「”FROM THANK CYU!” 山中から~「もんもん」とのつきあい方~」、片山浩さんによる「黒へ/黒から」が開催予定(2011年1月12日~23日)。
応募締切は10月29日17:00(持参の場合、郵送の場合は10月28日消印有効)。企画者を目指す人も、自分の展覧会をやりたい人も、ぜひ応募してみてはいかがだろう。


※詳しい応募要項と応募用紙のダウンロードは http://www.bunka758.or.jp/03jigyo/03jigyo_bijutsu01_01.html

2010年6月15日火曜日

住宅街のカフェギャラリー

 地下鉄名城線総合リハビリセンター駅からほど近い閑静な住宅街に、昨年秋にオープンしたSee Saw gallerycafeは、テーブル席とカウンター席を合わせて11席のこぢんまりとした隠れ家的なカフェギャラリー。約2か月ごとに現代アートの展覧会が開催させており、おもに若手作家の作品が紹介されている。カフェギャラリーというと商業ギャラリーに比べて気軽に入れるものの、作品が展示してある場所の近くにほかのお客さんが座っていると、作品がじっくり見られなくて残念という場合も。その点、ここではテーブル席の壁面にも展示しているが、展示専用の個室もあるので、作品をじっくり見られるのがうれしい。こだわりの豆からいれたコーヒー(350)とともに、アートな時間を楽しんでみて。

■展覧会スケジュール
佐藤克久展
「はじまりのつづき」2010615()724()
「つづきのそれから」2010817()915()

See Saw gallerycafe
名古屋市瑞穂区蜜柑山町2-29
火~木12:0017:00、金・土~19:00
日・月休み

2010年3月15日月曜日

ミュージアムショップ発のフリーペーパー



牛乳を飲む少女と彼女をうらやましげに見上げる猫というおなじみの絵柄が表紙に入った、かわいらしいフリーペーパーを発見。これは、名古屋市美術館ミュージアムショップのスタッフが制作する“nagoms”(ナゴムス)。「名古屋市美術館ミュージアムショップのことをもっと知ってもらいたい!」と、昨年の夏から準備を始め、10月に第1号を発行。写真は第2号で、今年1月に発行された。

「ミュージアムショップ発、美術館をもっと楽しむためのフリーペーパー」がコンセプト。売れ筋ミュージアムグッズの紹介のほか、書籍担当スタッフによる書評「スタッフ近藤のアート読書探訪」、お気に入りの名画を紹介する「わたしが選ぶこの一枚」、スタッフ全員が記憶をたよりに名作を描く「記憶スケッチミュージアム」などの連載記事も。第2号からは、あいちトリエンナーレ2010を紹介する新連載「たのしくなーれ♪トリエンナーレ」も始まった。

「美術好きの方にはもちろん美術館に関心がない方にも、ショップを切り口に美術館をもっと身近に感じてもらえるよう、親しみやすい内容や構成を心がけていきたい」とスタッフの岡地史さんが語るとおり、易しい言葉でわかりやすく書かれているのが特徴。ちなみに“nagoms”という名称は、名古屋市美術館(nago)Museum Shop(ms)からきているそう。年に4回の発行で、次号は4月の予定だ。

 名古屋市美術館を訪れた際には、ミュージアムショップをのぞいて“nagoms”をぜひ手に取ってみて。美術館やアートがさらに楽しくなるかも。

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