2009年12月15日火曜日

アートブースがまちなかに出現! ブースを巡りながら、パブリックアートや歴史的建造物も楽しもう

繁華街やオフィス街に突如現われた1坪ほどの小さなブースが、街並みに異彩を放っている。これは、緊急雇用創出事業「あいちトリエンナーレ2010まちなか展開事業」が11月21日から2010年2月21日まで開催する「アートからまちへ、まちからアートへ」というイベント。イベントに関わるスタッフなどの雇用を創出しつつ、街ゆく人に愛知芸術文化センター周辺から長者町エリアにわたる街並みを歩きながら、気軽にアートに触れてもらおうというものだ。


ブースが置かれているのは、長者町周辺と久屋大通公園内の4か所。ブース内に若手作家の作品を展示した「アートのイエ」(桜通長者町交差点南東角の錦パークビル)、外壁が厚さ1ミリの鉄板で作られたブースで行われるライブやパフォーマンスをインターネットで放送する「鉄板TV」(久屋大通公園、名古屋テレビ塔下)、漫画や小説の1巻のみが並べられた「一巻図書」(地下鉄伏見駅地下街トリエンナーレPRステーション)、「折る」という行為の連続から生まれたドーム型空間の「折々折男(おりおりおりお)」(久屋大通公園愛の広場)と、どれも個性的だ。各ブースには名古屋のランドマークやパブリックアートの数種類のスタンプが用意されており、布バッグを台紙にしたエントリー制のスタンプラリーも楽しめる。


あいちトリエンナーレ2010のメイン会場となる愛知芸術文化センターでは、プレイベント 現代美術の発見Ⅴ 市川武史「オーロラ絵画/彫刻」が、12月20日まで会期が延長され開催中。どちらも観覧無料なので、気軽にのぞいてみることで、多くの人に現代アートに興味を持ってもらえる機会になることを期待したい。


あいちトリエンナーレ「まちなか展開事業」公式ホームページ

愛知芸術文化センター公式ホームページ

2009年9月15日火曜日

名大にカフェがオープン


名古屋大学情報文化学部がある全学教育棟北館2階にカフェ、PHONON CAFE ROOM NAGOYA UNIVERSITY sis BRANCHが5月にオープンした。ここは、豊橋市に本店を構えるPHONON CAFE ROOMの支店。12席のこぢんまりとしたスペースだが、クリエイティブユニット「graf」が手掛けた家具による心地よい空間と、看板メニューのミルクやクリームが入ったウィーン系のコーヒーが至福の時間を演出してくれる。
大学の講義期間中の平日のみの営業だが、学外の人も気軽に利用できるので、カフェと同じ棟にある名古屋大学教養教育院プロジェクトギャラリー「clas」と併せて、ぜひ訪れてみてはどうだろう。

■PHONON CAFE ROOM NAGOYA UNIVERSITY sis BRANCH
住所/名古屋市千種区不老町 名古屋大学 全学教育棟北館2F
TEL/052・781・2022
営業時間/8:00~20:00
定休日/土・日曜日・祝日(夏・冬・春期、他大学行事に準ずる)
※9月は月~木のみの営業、24(木)は休み
アクセス/地下鉄名城線名古屋大学駅②番出口より西へ徒歩3分

■名古屋大学教養教育院プロジェクトギャラリー「clas」
開場/10:00~18:00 土・日曜日休み
問い合わせ/clas-info@vision.ss.is.nagoya-u.ac.jp
アクセス/地下鉄名城線名古屋大学駅①番出口より西へ徒歩5分、全学教育棟南入口横
URL/http://www.vision.ss.is.nagoya-u.ac.jp/clas/
※10月1日(木)~9日(金)にFOMULA TEAM FEN展、10月13日(火)~23日(金)にVS展、10月26日(月)~30日(金)にキノウミタユメ展が開催予定

2009年6月15日月曜日

犬山のキワマリ荘がリニューアル

犬山のキワマリ荘がリニューアル

犬山のキワマリ荘1階に、アーティストの高木幹夫と福井雄一郎が運営するオルタナティブスペース、ダゴバギャラリー キワマリソウが5月2日にオープン。6月28日(日)までグループ展「I WANT DAGOBAH」が開催中だ。

昨年5月に移転オープンしたギャラリーアートフェチがスペース運営を休止することになり、この3月末で犬山のキワマリ荘から撤退。サカイダヨーコが運営する喫茶&雑貨のカフェドガイコツも休業中だが、新たなスペースのオープンで活気づきそうだ。

ダゴバギャラリー キワマリソウの「ダゴバ」と聞いて、スターウォーズシリーズに登場する架空の惑星を思い浮かべた人もいるかもしれないが、高木と福井によれば「ダゴバ」とは「塔、ストゥーパ、聖地」を意味する言葉。「僕らのような若いアーティストのよりどころとなる場所になれば」という思いから、この名前をつけたという。「I WANT DAGOBAH」終了後は、9~10月に福井雄一郎、水野直樹、小林亮の展示を予定している。

ダゴバギャラリー キワマリソウのほかに、NAGOYA CARGO、古書 五つ葉文庫、ガイコツカンパニが展開する犬山のキワマリ荘にぜひ訪れてみては。

■展覧会情報

グループ展「I WANT DAGOBAH」
コージオガ、小林亮、水野直樹、福井雄一郎、髙木幹夫

会期/2009年5/2(土)~6/28(日)土・日曜日のみ開廊 
時間/13:00~19:00
場所/ダゴバギャラリー キワマリソウ(犬山のキワマリ荘1階)
住所/愛知県犬山市薬師町11-4
TEL/050-1123-9526


おんなのこ展
上村奈央「ひなたぼっこ」
横家みゆき「みゆきの部屋」
渡邊春奈「女の子は強いのだ」

会期/2009年5/2(土)~6/28(日)土・日曜日のみ開廊 
時間/13:00~19:00
場所/ガイコツカンパニ(犬山のキワマリ荘2階)
住所/愛知県犬山市薬師町11-4
TEL/090-4256-0774

2009年3月15日日曜日

Bookmark Nagoyaが今年も開催!


昨年、Artholic vol.9の特集でも紹介し、好評を博した名古屋発の合同ブックイベント、Bookmark Nagoyaが3月29日(日)まで開催中だ。2回目となる今回は51の書店・古書店・雑貨店・カフェなどが参加し、昨年よりもさらにスケールアップ。以下に紹介したトークイベントや古本市のほか、フリーペーパーの展覧会や本棚を撮影した写真展、各参加店による企画など、本が好きな人はもちろん、そうでなくても楽しめるイベントが盛りだくさんだ。ホームページ www.bookmark-ngy.comをチェックしてぜひ出かけてみては。

Happy Smile Sunday!
雑誌『Ku:nel』編集長の岡戸絹枝さんと“ごはんとくらし”をテーマにしたブックレーベル、アノニマ・スタジオ主催の丹治史彦さんのトークと、achrodion(333discs)によるライブ(要予約)。
日時:3月15日(日)14:00~17:00(開場13:30)
場所:カフェ・パルル
参加費:2000円+ドリンク注文

一箱古本市in円頓寺商店街!
日時:3月21日(土)・22日(日)11:00~16:00(雨天決行)
場所:円頓寺商店街

ブック“トーク”ナゴヤ
場所:シマウマ書房
参加費:1000円(定員各30名)

第三週「東西古本よもやまばなし sumusの集い」
日時:3月20日(祝)18:00~
林哲夫(画家)、岡崎武志(書評家・古本ライター)、山本善行(書物エッセイスト)南陀楼綾繋(ライター・編集者)、荻原魚雷(文筆業)、扉野良人(僧侶・文筆家)

第四週「名古屋絵はがき物語」
日時:3月28日(土)18:00~
井上義博(名古屋市博物館学芸員)

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