2008年9月15日月曜日

愛知県美術館がブログ開設

愛知県美術館の公式ブログが9月2日に開設された。すでにある公式ウェブサイトは、少々堅苦しい印象が否めないが、ブログでは学芸員の日頃の仕事ぶりや準備中の展覧会について、より気軽に発信していくようだ。

現在アップされているのは、開催中の所蔵作品展「タイムスケープ もうひとつの時間」(~10月5日)の見どころや、横須賀美術館で開催後、同美術館に巡回する「ライオネル・ファイニンガー展光のクリスタル」展(10月17日~12月23日)の横須賀美術館レポート、国立新美術館、国立国際美術館を巡回後、来年4月に同美術館で開催予定の展覧会「アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―」の国立新美術館での展示立ち会いレポートなど。

今後も展覧会の裏話などをどんどんアップしていく予定。このブログで、美術館や学芸員の仕事がぐっと身近になることを期待したい。

愛知県美術館公式ブログ→http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/

一宮の路上に描かれた奇妙なマークはいったい…?

足形のようでもあり、耳のようでもあるこのマーク。道路の白線のように路上に白くプリントされ、一宮市三岸節子記念美術館周辺の18か所に点在している。

これは、今年7月12日から8月17日に同美術館で開催されたサウンドアーティスト、鈴木明昭男さんの展覧会「点気ki-date」の会期中に行われたプ ロジェクト《点音》(おとだて)のために設置されたもの。

《点音》は、耳と足を象ったマークの上に佇み、普段は意識しない風や虫の声、生活音や車が走 り去る音などに耳を澄ますことで、新たな風景を立ち上げようとするプロジェクトで、1996年のベルリンを皮切りに、世界18箇所で実施されているとい う。

マークは会期後も消されず、自然に消えるまでそのままなので、見つけたらその上に立って耳を澄ましてみよう。今まで気づかなかった意外な風景に気づくかも。

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